清楽「碁」物語

清楽囲碁教室『囲碁のルール』

「囲碁は簡単なルールで覚えられる」のは間違いのない事実だと思いますが、個人的には「難しいもの」として教えた方がいいんではないのか?と考えたりします。

ただ、現状の囲碁界をみると、普及のためにはもっといろんな方法を模索していかなきゃなと思います。

こんなのとか、最高に面白いw

囲碁を愛する全ての人は知恵を出し合うべきではないでしょうか?

4つのルールと1つの決め

まず、碁石は碁笥の中で眠っていると考えます。ところが、対局がはじまり、対局者によって盤上に置かれると、たちまち大地を踏みしめてエネルギーを発するとイメージします。

1.盤上の石には必ず活点がある

図の黒石にはa点4個がエネルギーを発している点です。

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このエネルギーを発している点を「呼吸点」あるいは「活路」などと呼ぶ人もいますが、ここは文字通り石の「命」といえます。この本では、エネルギーを発している点をイメージして「活動点」とし、さらに「活点」として進めます。

2.活点がなくなった石は盤上から取り除く

1図、黒白の石は離れていて、それぞれ4つの活点を持っています。

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2図、白石と黒石が接触して、活点が3つに減っています。

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たとえば、3図のように進むとすると黒5と打ったとき白2の活点はひとつになり、

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さらに4図に進むと白2の活点がなくなってしまいます。

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このように、石が接触して活点がなくなると、その石は盤上から取り除きます。なお、最後の活点をなくす動作「黒7」を打つ(密封)と、白2の石を取り除く動作は同じタイミングで行います。(※4図、白2の石を盤上に残さない。)

※盤上に碁石を置く事を「打つ」と言う。

盤上から石を取り除くのは、もともと審判の役目ですが、普通は対局者どうしで取り上げて相手に返します。せっかく盤上に置いた石が無くなるわけですから取られた方は損をします。

5図をみると白石より黒石が2子多く、6図ような進行なら白石が1子多い。

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ミミ
「相手より石をたくさん残す」とは、相手の石を減らす事でもあるのね。

なお、活点がひとつしかない状態を「アタリ」になっていると言います。下図は、すべての白石がアタリになっている状態。最後の活点を打つと白石が取り除かれます。(▲矢印をクリックして進めてみましょう。)

 

 

つながった石どうしは取られる時も一緒です。運命共同体とでも言いましょうか。

3.置いた石に活点がない状態の点には打てない

7図、Aの場所に白石を打つことは出来ません。そこに打つと白石に活点がない状態になるからです。

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これは、「活点がなくなった石は盤上から取り除く」の決まりから考えても納得のいく取り決めでしょう。

このルールは強制で、損だから打たないのではなく打つと反則なのです。活点は周囲の黒石と共有しているので、黒は打てます。

4.ただし、相手の石が取れる場合は打てる

8図、A点はちょっと見ると黒からは打てないように見えますが、ここに打つと白石が取れるところでもある。

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A点に打つと、9図になります。

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最後の活点に打つのと、石を取る動作が同時なので、打った石に活点が生じています。

5.コウ(劫)の決め

下の図のようにいつまでも終わらない形

 

 

この形をどう考えるか。

もし、双方がいつまでも取り合いをやめないとしたら、引き分けにしてしまうのもひとつの方法です。しかし、この「隣りどうしの1子ずつ取り返しが続く形」は、よく出てくる形『コウ』なので、次のような取り決めで進行します。

「コウの形はすぐには取り返せない」

1図のように、白2と打ってAにあった黒石を取ったら、黒はこの白2の石をすぐには取り返せず、どこかよそに打つ事にするという取り決めです。

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下図のような進行になるとしますと、白4は黒3の石を取れず、どこかよそを打たなくてはなりません。白4と打ち、もし黒5と打ったのなら今度は白6とコウの1子を取る事が出来ます。また、黒11のようにコウを解決するのもあります。

 

 

「コウ」は碁に変化と躍動性を持たせます。それだけに、慣れると楽しいかもしれません。コウ(劫)とは長い時間という意味で、この「となりどうしの1子の取り返しが続く形」の他にもいろいろなコウがあります。

さて、ここまでのルールをまとめて整理し「碁」の成り立ちの根本を示します。

目的「盤上に相手より多くの石を残す」

活点とコウ

  1. 盤上に置かれた石は活点を持つ
  2. 活点のなくなった石は盤上から取り除く
  3. 置いた石に活点のない状態のところには打てない
  4. ただし、相手の石が取れる時は打てる
  5. 隣りどうしの1子を取り合う形は、すぐには取り返えせない。
王先生
いかがですか?「碁」が何か難しく複雑なルールでできていると思いますか?
オセロはひっくり返すけど、碁は取り除くのですね。
ミミ
ほんとにルールはこれだけですか?簡単すぎる気もしますけど。
ボガード
実戦をやりたいものです。
王先生
実戦に入るまえに、今までのおさらいとまとめをかねて、碁の終わり方をやってみる。これがとても大切で、友達に教える時もこの「終わりかた」がポイントになる。

今回は、ここまで。

次回は「碁の終わりかた」です。

編集作業が結構大変なのを実感。推敲まで出来れば、もっと面白い文章になるはずだけど現状厳しい。読みづらいトコもあるはずですが、何卒ご了承ください。

と、面白い記事をTwitterで見つけたので紹介します。

冒頭でも紹介した、「ものすごーくわかりやすい形」で囲碁を紹介している記事。

雰囲気でわかる「囲碁ってあれなにやってるのか」講座

 

コウだての表現が秀逸ですw

宝酒造杯の戦記。きふはおぼえとらんw

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