清楽「碁」物語

囲碁の終わりかた

囲碁は、対局者同士が「パス(着手放棄)」するか、相手が「投了(降参)」するかのどちらかです。日本ルールでは、両者パスで終局した場合「地」を数えますが、清楽囲碁教室では「碁石の数」を数えます。

どちらの数え方でも勝敗は変わりません(ちょっと違う?)が、「地」を数える方が効率的らしいです。(あまり理解していないw)

ただ「地」を数えるで教えちゃうと、「地」が「何か」から教えなきゃいけないのが囲碁の普及を妨げているのかもしれないなと感じる訳です。個人的に。

その点、清楽囲碁教室の「碁石の数を競う」だと単純で分かりやすいかもしれないですね。

多くの入門教室で教えている「石取りゲーム」。これは分かりやすい。

「石を囲んだら取れる」という至極単純な目的だから、子どもたちもすぐに覚えて楽しんでくれる。が、「地」の話になると「???」となる。要するに、「石を取る」のが目的なのか「地」を取るのが目的なのかがわからなくなっているわけで、目的をひとつにした清楽方式は分かりやすいのかもしれない。

「盤上に置いた石の数が多い方が勝ち=取られたら損」の公式くらいは小さな子供でもすぐに理解できるはずだから。

碁(競技)の終わりかた

1図は、囲碁のルールを知らない入門者同士が打った図です。

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黒21と打った所までだが、石の置かれていない空点が4つある。

次は白番ですが、このABCDの4点についてそれぞれに石を打つとどうなるか調べてみる。

2図、白22とAの場所に打ちました。続いて黒はどこに打つか。

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ルール2「活点がなくなった石は盤上から取り除く」を思い出してください。すなわち、この盤面の白石全体が「アタリ(活点がひとつしかない)」の状態になっている。

3図、黒23をBに打ちます。

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局面が大きく変化して黒が得をして白が損をしました。

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1図に戻って、白はAに打たない方がいいとなります。白22をBに打つと今度は黒23をAに打たれてまた白石全体が取られてしまう。ABともに打たない方がいいとなります。

残りのCとDはどうでしょう。これはルール3「置いた石に活点がない状態の点には打てない」になります。

「打った石に活点がない」また「黒石も取れない」ので、白がここに打つのは禁止されています。

パスの表示

このように、打つと損をする、あるいは打てない点しか残っていないと思ったら「パス」と言って相手の手番にします。

5図、これは先程と同じ局面ですが白22をパスしたため黒番になっています。

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黒番でもABCDの4点を調べてみます。今度は、先程とは逆に、ABの点は活点がなく置けない場所、CDは打つと取られる場所になっています。

ここで黒の正解は「パス」をするということになります。

両パスの終局

相手も続いて「パス」したら終局です。具体的に言えば、1図で白が「パス」し、続いて黒も「パス」。両者がパスし、対局者どうしが合意し終局となります。

審判判定

二人が対局の終わりを合意したら審判が盤上の石数を数えて結果を報告する。

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図は審判が数えやすいように整理したもので、黒の1目勝ちです。

眼形(飛島)

上記で書いたように、相手の打てないところを2点確保しするのが碁の終わり方となります。

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この2点を「眼(め)」といったり、「眼形(がんけい)」といったりします。9路盤くらいになると、白黒お互いがそれぞれ2か所に分かれたりして、眼形が4つになったりもします。そして「切賃」という言葉も出たりします。

この本ではもう少し優雅に「飛島(とびしま=石を置かない点)」と名付けます。

王先生
さて、これで「ルール」と「終局の仕方」が分かったので碁が打てるはずです。碁の目的は「相手より多くの石を盤上に残す事」、ルールは4つほど、両者「パス」で石を数えます。審判がいないときは対局者どうしで相手の石を数えます。それでは7路盤を使って実戦をしてみましょう。ここまでのお話を聞いたみなさんは29級と認定します。」

審判(指導者)の技術的心得

対局中の審判は下記3つの指導が主になる

  1. 活路のない石を取り上げる事
  2. 活点のないところに打ったときは注意する事
  3. 終局時に判定を下して碁の終わりかた、作りかた(飛島)

 

第一部完

 

これで、清楽囲碁教室の第一部が終わりです。これから数ページにわたり、問題集となっていますがここでは割愛します。アタリとか切断、劫(コウ)の問題集で、最後はシチョウとゲタの問題で26級。

シチョウやゲタといった基本手筋は、こちらで紹介してます。参考にどうぞ。

シチョウ↓

ゲタ↓

コウ↓

近いうち、第二部を公開しますのでお楽しみに~♪

 

 

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