【大会報告】第15回サンレー杯・オール沖縄囲碁団体戦

2025年10月26日(月)、アイムユニバースてだこホールにて「第15回サンレー杯・オール沖縄囲碁団体戦」が開催されました。
今年も県内各地から36チーム・180名の囲碁愛好家が一堂に集い、会場は朝から熱気に包まれました。
■ 大会概要
本大会は、参加チームの棋力合計によって
- 無差別クラス
- Aクラス
- Bクラス
の3部門に分かれて行われる5人1組の団体戦です。
対局は4回戦のスイス方式で実施され、各チームが力を合わせて熱戦を繰り広げました。
■ 会場の様子
当日は、県内各地の囲碁仲間が再会を喜び合い、笑顔と真剣な表情が交錯する1日となりました。
司会・進行・大盤解説アシスタントなど運営スタッフとしても多くの方々が協力し、スムーズな大会運営が行われました。
浦添囲碁会館からは6チームが参戦。
さらに、級位者で構成された「Qちゃんチーム」(2チーム)、小中学生中心の「ジュニアチーム」、そして「でいご会」「磊磊会」も参加し、幅広い世代が囲碁を通じて交流しました。
■ 無差別クラス(6チーム)
県内トップクラスの実力者が集う無差別クラスでは、
**「磊磊会チーム」と「あさひ運転代行KING」**が優勝候補に名乗りを上げ、実際に上位を独占する結果となりました。
- 優勝:あさひ運転代行KING
- 準優勝:磊磊会A
- 第三位:那覇囲碁会館A
浦添囲碁会館Sチーム、西原徹夫さんを中心に奮闘。
南北合同チームも最後まで粘り強く戦いました。
(写真:各チームの対局風景・表彰の様子など)
■ Aクラス(16チーム)
Aクラスでは、浦添囲碁会館から4チームが出場。
ベテランから若手まで多彩なメンバーが熱戦を繰り広げました。
「磊磊会B」3将の辺士名さんは初出場ながら3勝1敗の好成績。
「浦添囲碁会館A」では、伊江島から参加の名嘉さんが副将として活躍。
「浦添囲碁会館はうす」ではチームの団結が光り、3将の新垣さんが全勝を達成しました。
また、翁長律子さん(さらばんじB)が手作りのサーターアンダギーを差し入れ、会場を和ませる一幕もありました。
Aクラス結果:
- 優勝:高文連
- 準優勝:あさひ運転代行松本囲碁会館A
- 第三位:那覇新都心囲碁クラブ
■ Bクラス(14チーム)
Bクラスには学生・女性・家族チームなど多彩な顔ぶれが揃いました。
琉大チームの新規参戦でちょうど偶数の14チームに。
阿部くん率いるメンバーが運営補助としても活躍しました。
「QちゃんA・B」チームは有段者相手にも落ち着いて対局。
「でいご会」や「ラテfamily」も健闘し、特に瀬嵩律樹くんが全勝の快挙!
「浦添囲碁会館D」五将の仲松さんも全勝を飾りました。
Bクラス結果:
- 優勝:安次嶺ブラザーズ
- 準優勝:中部退互囲碁部
- 第三位:宇久増・まいった会
■ 大盤解説と梅木英九段
対局後は、梅木英九段による大盤解説が行われ、
朝日アマ名人戦での対局を題材に会場全体で検討する貴重な時間となりました。
梅木九段の穏やかな語り口と鋭い読みには、会場中から感嘆の声があがりました。
梅木九段は沖縄に移住して10年。
サンレー杯でも毎年審判長として大会を支え、
那覇市内での囲碁会や沖縄タイムス講座など、県内での囲碁普及にも尽力されています。
■ 表彰式・特別来場
表彰式には多くの参加者が集まり、各クラスの優勝チームにトロフィーが授与されました。
また、浦添市の松本市長も会場を訪れ、囲碁愛好家たちの熱戦を見学。
3年前の国文祭「美ら島沖縄囲碁フェスティバル」でのご縁もあり、再び囲碁の場に足を運んでくださいました。
■ まとめ
今年も県内各地から多くの参加・協力をいただき、盛況のうちに大会を終えることができました。
ご参加・ご協力くださった皆さま、誠にありがとうございました。
来年もまた、皆さまとお会いできることを心より楽しみにしております。


