三連星に入られたらどうする?

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打ち込み・カカリへの基本の受け方

三連星はとてもシンプルで使いやすい布石ですが、構えた途端に相手が中に入ってきたり、カカってきたりすると、「えっ、これどう受けたらいいの…?」と不安になること、ありませんか?

この記事では、そんな不安を解消するために、三連星に対するよくある打ち込みやカカリへの基本的な対応パターンを紹介します。
まずはよく出てくる形を知ることからはじめましょう!

よくある相手の手

● 三々への打ち込み

右上の星に置いた石に、いきなり中へ打ち込んでくる形。
→ 「ここ取られるの?」と焦ってしまうこともありますが、小さいところは譲って模様拡大を図ります。

図2では、右上に三々で入られたあと、右辺側から押さえる形を示しています。
白を隅に閉じ込めながら、右辺に模様を広げていくのがおすすめです。

▶️ 図1:三々打ち込みの例

▶️ 図2:押さえの方向

● 小ゲイマのカカリ

右辺隅の石に対して、斜めに近づいてくる形です。
→ 模様をけん制する意図があります。

おすすめは図4のコスミ受け!武宮先生が打たれていた手で、中央拡大を目指した手です。

相手がすぐに入り込んでくると甘くなる場合もありますが、三連星の特徴である“中央の厚み”を活かして、模様で勝負していきましょう。

▶️ 図3:小ゲイマのカカリ

▶️ 図4:コスミうけ

● 一間のカカリ

右辺隅の石に対して、一間に近づいてくる形です。
→ 中央の模様をよりけん制する意図があります。

最近はあまり見かけなくなりましたが、一間高ガカリもよくある対応のひとつです。
この場合、受けるかハサむかで迷うところですが、まずは素直に受ける形を覚えるのがわかりやすくておすすめです。

▶️ 図5:一間高ガカリ

▶️ 図6:一間うけ

「厚みを活かす」意識を持とう

相手が入ってきたり、カカってきたときに大事なのは、ただ守るだけでなく、その後にどう攻めるかをイメージすることです。

  • 三々に入られた → 外を厚くして中央へ展開
  • カカリに受けた → 強く構えて攻めの拠点に

受けたその一手が、次の攻めにつながっていく――
そんな意識で打つと、三連星はますます魅力的な布石になります。

三連星は、相手が仕掛けてくることを前提に構える、攻めの布石です。
だからこそ、打ち込まれてもカカられても慌てずに、厚みを築いて中盤から主導権を握るつもりで構えていきましょう。

最初は「どう受ければいいんだろう」と戸惑うかもしれませんが、
受け方が見えてくると、自信を持って三連星を使いこなせるようになります。

守る囲碁ではなく、攻める囲碁へ。
三連星はその第一歩になります。
ぜひ一度、星に3つ並べて、あなたの布石を広げてみてください。

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