最近、囲碁サービスを作りすぎたのでまとめて紹介します

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ここ最近、気づいたらWebサービスやブラウザゲームをずっと作っていました。

最初は普通に、

「囲碁をもっと面白く見せたい」

とか、

「囲碁を知らない人にも興味を持ってもらえるものを作りたい」

とか、そんなことを考えていたはずなんです。

キャラクターサイトを作ったり、ゲームを作ったり。

そこまではいい。

ところが途中から、

「囲碁ってことを最後まで隠したゲームにしたら面白くね?」

とか、

「おじさんの頭を碁盤にしたらよくね?」

とか言い始めまして。

気づけば、かわいい学園モノから研究施設、ハゲまで、ずいぶん遠いところまで来てしまいました。

せっかくなので、最近作ったものをまとめて紹介します。

1.あげまる日和

最初は、一番平和なところから。

「囲碁を題材にしたキャラクターコンテンツを作りたい」

というところから始めたのが、あげまる日和です。

舞台は「あげまる学園」。

主人公の星乃クロ、ライバルの白銀シロ、謎のマスコット・アゲまるを中心に、

囲碁 × 学園 × 日常

の世界を作っています。

サイトにはキャラクター紹介だけではなく、世界観、学園、ギャラリーなども用意していて、囲碁サイトというより、

架空の学校の公式サイト

みたいになっています。

囲碁のルールをいきなり説明するのではなく、

「このキャラかわいいな」

「この世界ちょっと気になるな」

みたいなところから入って、結果的に囲碁にも興味を持ってもらえたら面白い。

そんな入口を作ってみたかったサービスです。

あげまる日和を見る

2.星盤のステラ

あげまる日和のキャラクターを作っていたら、当然こうなります。

「こいつら、ゲームの中で動かしたくね?」

ということで作り始めたのが、

星盤のステラ ~最強の一手を目指して~

です。

ジャンルは育成RPG。

プレイヤーは先生となって、キャラクターたちを育てながら対局していきます。

囲碁をそのまま教材にするというより、

ゲームを遊んでいたら、いつの間にか囲碁っぽい考え方に触れている

くらいの形を目指しています。

「囲碁を勉強しましょう!」

だとちょっと身構える人でも、

「ゲームならやってみる」

ということはあると思うんですよね。

キャラクター、育成、ストーリー、対局。

やりたいことがどんどん増えているので、これはまだまだ育てていく予定です。

星盤のステラを遊ぶ

3.盤上ノ君

次はちょっと方向を変えて、盤上ノ君

これは、

「囲碁を打つんじゃなくて、観るコンテンツとして面白くできないか?」

という発想から作りました。

囲碁を知らない人から見ると、対局中の盤面って、

「黒と白の石が静かに増えている」

ように見えることがあります。

でも実際に打っている側の頭の中では、

「そこ来る!?」

「切った!」

「その石ヤバくね?」

みたいなことが起きている。

だったら、盤面だけじゃなくて、

対局している人間側のドラマまで見せればいいんじゃないか。

そんな実験です。

デザインも普通の囲碁サイトとはかなり違う方向に振りました。

囲碁の対局中継なのに、なぜか登場人物がやたらイケメンです。

そこは気にしないでください。

盤上ノ君を見る

4.I-05

このあたりから、少し様子がおかしくなってきます。

囲碁を知らない人に囲碁を触ってもらいたい。

初心者向けのゲームを作ろう。

でも最初から「囲碁です!」って言ったら、興味のない人は遊ばないよな。

じゃあ囲碁ってことを隠そう。

なぜかそうなりました。

それが短編ブラウザゲーム、I-05です。

舞台は古い生命研究施設。

プレイヤーは途中で中断された「調査記録」を再開し、謎の生命体を観察していきます。

石とは呼ばない。

碁盤とも呼ばない。

「眼」などの囲碁用語もなるべく使わない。

囲碁の基本的な仕組みを、

謎の生命体が生存する条件を調べる実験

として見せています。

初心者向けの囲碁コンテンツを作っていたはずなのに、

気づいたら廃墟研究施設を作っていました。

どうしてこうなった。

I-05の調査を再開する

5.頭碁 ZUGO

そして一度、すべてを諦めました。

世界観。

教育的意義。

上品さ。

そのへんをいったん全部横に置いた結果、生まれたのが、

頭碁 ZUGO

です。

コンセプトは極めて単純。

おじさんの頭が碁盤です。

以上。

7路盤で対局して、先に相手の石を5個取った方が勝ち。

普通の囲碁よりかなり短時間で遊べるルールにしました。

そして、このゲームには謎のパラメーターがあります。

HAIR

です。

囲碁ゲームの画面に、HAIRという文字が表示されます。

なぜなら盤がおじさんの頭だからです。

キャッチコピーは、

THE BOARD IS YOU.

盤は、お前だ。

何を言っているのかよく分かりません。

ただ、こういう

技術を全力でしょうもないことに使う

作品は大好きです。

真面目に囲碁普及について考えていたはずなのに、

なぜか毛根の話をするところまで来てしまいました。

頭碁 ZUGOを遊ぶ

6.KifuPress

ここで突然、めちゃくちゃ真面目になります。

KifuPressは、SGF形式の棋譜から囲碁の検討資料を作るためのWebツールです。

ただし、最初に言っておくと、

これは誰かのために作ったサービスではありません。

完全に自分用です。

自分で棋譜添削をするとき、

本譜の図を作る。

変化図を作る。

コメントを書く。

順番を整理する。

PDFにまとめる。

この作業が毎回地味に面倒だったんですよ。

だったら、

SGFを放り込んだら、資料を作るところまでまとめてできるツールを自分で作ればよくね?

ということで作りました。

SGFを読み込んで、本譜や変化図を整理し、コメントを編集して、最終的にPDFとして出力できます。

本譜と変化図を並べて比較する機能なども、

自分が棋譜添削するときに欲しいから

追加しています。

つまり、KifuPressの機能追加基準は非常にシンプルです。

「俺が使いやすいかどうか」

ほぼこれだけ。

もちろん公開しているので誰でも使えます。

でも、

「囲碁界のために最高の棋譜ツールを作ろう!」

みたいな壮大な思想から始まったわけではありません。

自分の仕事を楽にするために自分専用工具を作ったら、そのままWebサービスになった。

それがKifuPressです。

今回紹介した中では、一番実用品。

そして一番、自分勝手に作っています。

ZUGOの直後なので温度差で風邪を引きそうです。

KifuPressを使ってみる

おまけ:F12 SYSTEM ARCHIVE

最後は、おまけです。

そしてついに、

囲碁ですらありません。

F12 SYSTEM ARCHIVE

謎のWeb監視システムに残された記録を閲覧する、という設定で作ったサイトです。

ページを見ると、普通のWebサイトっぽく記録が並んでいます。

ただし、

「ブラウザの開発者機能は使用しないでください。」

という警告があります。

サイト名はF12です。

もう押せと言っているようなものです。

普通の人が見ると、ちょっと不気味なWebサイト。

Web制作者やエンジニアが見ると、

別の意味で嫌な予感がするWebサイト。

そんなものを作りたくて始めました。

囲碁サービスを作り続けていたら、最後には囲碁すら消えました。

F12 SYSTEM ARCHIVEを見る

AIのおかげで「思いつき」が完成品まで届くようになった

こうやって並べてみると、

同じ人間が作ったとは思えないくらいバラバラです。

かわいいキャラクターもの。

育成RPG。

対局実況。

研究施設ホラー。

ハゲ。

棋譜資料作成ツール。

謎の監視システム。

でも、自分の中では全部わりと同じところから始まっています。

「これ作ったら面白くね?」

です。

以前だったら、思いついても、

「作るの大変そうだな」

「プログラム分からないしな」

で終わっていたものがたくさんありました。

でも今はAIを使いながら、

アイデアを出して、

設計して、

デザインを考えて、

コードを書かせて、

実際にブラウザで動かして、

気に入らなければまた直す。

というところまで、一人でもかなり進められるようになりました。

だから最近は、

思いついたら、とりあえず作ってみる。

を大事にしています。

そもそも、最初から

「囲碁普及のために何か作ろう」

と思って始めたわけではありません。

もっと単純に、

「これ、作ったら面白そうじゃね?」

と思ったものを、そのまま形にしているだけです。

かわいいキャラクターサイトを作ってみたり、囲碁をホラーにしてみたり、おじさんの頭を碁盤にしてみたり。

役に立つかどうかより、まず自分が面白いと思えるかどうか。

そのノリで作っています。

そしてKifuPressだけは、ちょっと事情が違います。

これは面白そうだから作ったというより、

完全に自分が使うために作った道具です。

棋譜添削の作業を少しでも楽にしたくて、自分が欲しい機能だけを入れていった結果、今の形になりました。

だから他の作品が「作ってみたかったもの」なら、

KifuPressは**「必要だったから作ったもの」**です。

逆にZUGOみたいに、

別に必要ではないけど存在しているだけで面白い

というものもあります。

どっちも好きです。

囲碁には、まだまだ遊べる余地がある

囲碁というと、

碁盤と碁石。

大会。

棋譜。

詰碁。

囲碁教室。

そんなイメージが強いと思います。

もちろん、それも囲碁です。

でも別に、

キャラクターになってもいい。

RPGになってもいい。

ホラーゲームになってもいい。

便利ツールになってもいい。

そして、

ハゲたおじさんの頭の上で打ってもいい。

長い歴史があるゲームだからこそ、もっと好き勝手に遊んでもいいんじゃないかと思っています。

というわけで、

最近作ったサービスまとめでした。

次は何を作るか。

まだ何も決めていません。

たぶんまた、

「これ作ったら面白くね?」

から始まると思います。

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