囲碁おじさんが本気で語る「後悔しない碁盤の選び方」

はじめに
囲碁を始めたばかりの頃は、
「どう打つか」「どこが悪かったか」ばかり気になります。
でも、少し続けると、ふとこんな疑問が湧いてきます。
「この碁盤で、ずっと打ち続けたいかな?」
実は、囲碁が続くかどうかに一番効いてくるのは、
定石本でもAIでもなく、碁盤だったりします。
良い碁盤は、勝率を上げません。
ですが、囲碁をやめにくくします。
この記事では、
碁会所・大会・普及活動まで経験してきた囲碁おじさんが、
**「本当に後悔しない碁盤の選び方」**を正直に書きます。
第1章|そもそも「良い碁盤」とは何か
良い碁盤を一言で言うと、
石を置いた瞬間に、余計なことを考えなくていい盤です。
チェックポイントはこの3つだけ。
① 音
碁石を置いたときの「コン」という音。
これが軽すぎると、集中が途切れます。
逆に、少し低く、締まった音がすると、不思議と手が落ち着きます。
② 厚み
薄い盤は、どうしても盤が動きます。
無意識に押さえたり、位置を直したりする。
それだけで、思考の流れが切れるんです。
③ 安定感
盤がズレない。
石が置いた場所に収まる。
この「当たり前」が、実は一番大事。
値段やブランドより、まずここです。
第2章|素材でここまで違う(初心者こそ知ってほしい)
碁盤の素材は、囲碁の体験そのものを変えます。
新桂(しんかつら)
・価格が安い
・軽い
・入門用としては十分
ただし、音と安定感は控えめ。
「囲碁を試してみたい」段階向けです。
ヒバ
・コスパが良い
・木目がきれい
・新桂よりワンランク上
「ちゃんとした盤が欲しいけど、予算は抑えたい」人に最適。
新榧(しんかや)
・音、質感、価格のバランス最強
・卓上盤の主役
囲碁おじさん的に、
一番おすすめしやすい素材です。
本榧
・別世界
・憧れ
・正直、ロマン
価格も重量も別格。
ただ、使った人の表情も別格になります。
第3章|【用途別】後悔しない碁盤の選び方
① 最初の一生モノ
厚めの卓上木製碁盤(4〜6cm)
おすすめ条件
- 素材:新榧 or ヒバ
- 厚さ:4〜6cm
- サイズ:19路
このタイプは、
自宅用・来客用・練習用、すべて対応できます。
囲碁歴が伸びても、
「結局これに戻る」人が多い盤です。
💬 囲碁おじさんの本音
「9割の人は、ここで一生困らない」
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② 憧れと儀式感
脚付き碁盤
おすすめ条件
- 厚さ:12cm以上
- 自宅据え置き
石を置いたときの低音。
盤の前に座ると、自然と背筋が伸びる。
勝率は変わりません。
でも、囲碁への敬意が変わります。
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「囲碁を“趣味”から“生活”にしたい人向け」
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③ 現実派の好手
折りたたみ木製碁盤
向いている人
- 収納場所が限られる
- 学童・普及活動
- 持ち運びが多い
折りたたみは妥協ではありません。
生活に合わせた、合理的な選択です。
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第4章|よくある失敗例(かなり多い)
- とりあえず一番安いベニヤ盤
- 薄すぎて、対局中にズレる
- 置き場所を考えず脚付き購入
特に最後。
脚付き碁盤は「置けるかどうか」を先に考えましょう。
引っ越しで泣く人、何人も見てきました。
第5章|囲碁歴別おすすめ早見表
| 囲碁歴 | おすすめ碁盤 |
|---|---|
| これから | 卓上・新桂 or ヒバ |
| 初級〜中級 | 卓上・新榧(厚め) |
| どっぷり | 脚付き |
| 普及・出張 | 折りたたみ |
まとめ
碁盤は、強くなるために買うものではありません。
囲碁を、長く好きでいるために買うものです。
良い碁盤が一枚あるだけで、
家で碁盤を出す回数が増えます。
自然と、囲碁に触れる時間も増えます。
それが、結果的に一番の上達法だったりします。
「良い碁盤を買ったけど、碁石と碁笥は適当でいいの?」
そう思った方は、こちらを先にどうぞ。


