囲碁を面白く、また複雑にしている「コウ」。
↑でも軽く触れましたが、今回は「コウ」についてのお話です。
ちなみに、漢字で書くと未来永劫の「劫」と書くそうです。
この「劫」という漢字は、宗教や哲学の時間の単位で、ヒンドゥー教では、1劫=43億2000万年。仏教では大劫・中劫とあって、大劫=2垓7939京3075兆2000億年だそうです。(わかんねーよw)
劫(コウ)のルール
劫のルールを簡単に説明すると、「同じ形で取ったり取られたりを繰り返さないで!」ってルールです。(分かりにくいw)
例えば↑の場面、黒番だと簡単な話、9-Hに打って白4子を取り上げてしまえば良い。
が、白番だとどうだろうか?▲に打って、黒4子をアタリにするはず。↓
さて、ここで黒番になる。黒も取られたくないので9-F△と打ちたい。
するとこーなる。↓永遠に終わりませんな。(劫だけに・・・)
こーなるのを避けるために、「コウ」と呼ばれるルールがある。
コウの実践例
まずは、↓の棋譜を見て下さい。
コウが2回出てきたのに気づきました?
黒21手目から白38手目でコウを解消するまでと、黒51手目から黒59手目まで。
なんとなく分かったかな?
コウが始まる>別の所に1回打つ>コウを取り返す〃
で、どちらかが譲るまで続きます。
解説付き棋譜↓
ん~。。。ちょっと難しいかなぁ。
もいっこ例を。
↑は、白が▲と取ったところ。次の黒は▲の白石を取る事が出来ない。(コウ)
黒1と打って、白石をアタリにする。(コウダテ)
ここで白は右下の黒1を取るか、上辺の黒4子を取るか選択できる。
白2と黒1の石を取ったら、黒は▲の白石を取る事が出来る。ん・・・まだややこいかなぁ?
単純な棋譜で。
これでなんとなく理解できたかな?
もし、「全然わかんねーよ!」って方がいましたら、↓のコメント欄からご質問ください。出来る限りお答えます。
コウにまつわるetc・・・
ここで言う坊主が、寂光時の日海(本因坊1世算砂)と日蓮宗僧侶の鹿塩利玄(林家元祖)
ティーパーティーは、御前対局(偉い人の前で囲碁を打つこと)らしい。諸説あり(・ω・)b
詳しくはGoogle先生に聞いてみよう「三コウ事変」で検索!