『シチョウ』・『ゲタ』・『ウッテガエシ』・『オイオトシ』
この4つは、石を取る基本手筋の四天王と呼ばれています。(うそ。今思いついたw)
で、今回の『オイオトシ』です。
シチョウとゲタは覚えやすいけど、「ウッテ返し」と「追い落とし」はちょっと難しいかな?問題として出されたら解けるけど、実践で気付かない人が多いように感じます。上級、初段クラスでも『おいっ!』とツッコミみたくなる場面もチラホラ・・・
と言いながらつい先日の対局で、簡単なシチョウの筋を見逃して大石ボコられたのが私ですw
「追い落とし(オイオトシ)」について。
ちょっと復習から。
○の白石は「アタリ」になっています。で、
▲に打つことで、上にあった3子と「つながって」助かります。
「つながって助かります。」・・・「つながると助かります。」・・・「つながったっぽい」から「助からない」のがオイオトシ。(書いてる自分の頭の中が「???」だらけw)
いつものように図で説明。(←最初からそーすれ)
白石(○)がアタリになっています。白Aに打つと黒石(×)を取る事が出来るので、上辺の白石とつながりそう。
白A(▲)と黒(×)の石を取った局面。白石は全部つながっている・・・?っぽいでしょw
黒▲と打つと、白(○)の5子がアタリになります。取られたくないので白はつなぎます。
白▲と「つないだ」(っぽい)局面。つないだはずだけどなんか違和感が???
よく見ると、つながったはずの白石がアタリになっています。・・Σ(>д<;)
以下、オイオトシになるまでの流れ。
どうですか?なんとなくでも理解できました?
いろんな追い落とし(オイオトシ)
オイオトシになる基本的な形をいくつか紹介します。
スミの追い落とし
黒石(○)が瀕死の状態です。追い落としの手筋で白(×)をもぎ取り生還させます。
↑間違っても、2とアテないように気を付けてください。
↓次は辺の追い落とし。
黒(○)が取られてそうに見えますが・・・追い落としを使うと白(×)を取る事が出来ます。
↑2から行くのは攻め合い負け。
↓次は、応用編。追い落としのスーパーテクニック「鶴の巣篭り(つるのすごもり)」
黒石は、左辺・下辺・右辺とバラバラ状態。白(×)3子を取れば全体がつながります。
追い落としの手筋を覚える事で、危ない局面を打開する事が出来ます。
実戦で上で紹介したような形になったら、手拍子で打たずに「オイオトシ」になるか「読み」を入れてから打つようにしましょう。
追い落としの練習問題
問題:黒番です。黒石(○)を助けて下さい。
正解と思う番号をクリックしてね。
間違えないで出来た方は16級認定だよ♪
これで、基本手筋四天王は制覇w