囲碁で初段になるためにやったこと。

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今日は、自分が初段になるまでにやってきたことを振り返ってみようかなと思います。これから初段を目指す誰かの参考になったらうれしいです。

◆ はじまりは父との対局から

囲碁を始めたのは、22~23歳くらいの頃。父(2級くらい)に教わって、暇さえあれば対局してました。当時はYahoo囲碁で打ってて、マナーの悪さにビビった記憶もあります(笑)。対局自体はとにかく楽しかったけど、なかなか勝てるようにはならなかったですね。


◆ 武宮先生の本との出会い

そこで、何かヒントが欲しくて本を一冊買ってみたんです。たしか、武宮正樹先生の『攻めの力が劇的に強くなる4つの法則』だったと思います(うろ覚えですが…)。

📘 攻めの力が劇的に強くなる4つの法則(Amazon)

わたしの出身は沖縄・宮古島で、こっちの囲碁は「力碁」寄り。なので「力で押し切る碁を打ちたい!」という気持ちが強くて、その本を手に取りました。

でもね、本を読んで「強くなった気がする!」って対局に臨むと負けるんです(笑)。今でもそうなんですが、本を読むと一時的に1目くらい弱くなる気がする。でもまた悔しくて本を読む → 対局する……を繰り返して、少しずつ勝てるようになっていきました。


◆ 詰碁・手筋で力をつける

その頃から、詰碁や手筋の本も読むようになりました。おすすめはこの2冊です:

🔸 一目の詰碁(Amazon)
🔸 一目の手筋(Amazon)

1日5問ずつでも続けてると、石の形やアタリ・逃げの感覚がどんどん身についてきます。空き時間にスマホでちょこちょこ見るだけでも効果あると思いますよ。


◆ NHK杯を「並べて」見るようにした

父と互先で五分くらいに打てるようになってきた頃から、テレビのNHK杯囲碁をよく見るようになりました。

最初は「すごいな~」って見てるだけだったけど、ある時から「並べて覚えよう」と意識を変えました。番組が終わった直後に、手元の碁盤で棋譜を再現してみるんです。

最初は「なんでこんなとこ打つの?」って全然わからなかったけど、それでも最後まで並べてみる。それを続けているうちに、「あれ、なんか見えてきたかも…」って思える瞬間が出てきました。


◆ 新聞の囲碁欄も活用!

新聞の囲碁欄もよく読みました。難しい言い回しで「???」ってなることも多かったけど、実際に並べながら読むことで少しずつ理解できるようになっていきました。

解説の意図がわからなくても、まずは並べてみるだけでもいいと思います。


◆ 対局相手は選ぶべし

対局は大事。でも「誰と打つか」もかなり重要だと思います。上手と打たないと、自分のクセとか甘さに気づきにくいんですよね。

形をきれいに打ってくれる人と打つと、本当に勉強になります。高段者とか、プロとか。最近はAIもありますけど、意味不明な手が出てきたり、解説がないと難しいところもあるので、初心者にはちょっとハードル高いかも。
でも、解説付きのAIならすごくおすすめです!


◆ 三連星で大宇宙へ!

わたしはずっと三連星で打ってました。思いきって大模様を広げて、「取らなきゃ負ける!」って碁ばっかり(笑)。

いまでも中押し勝ちか中押し負けばっかりで、整地も下手だし、目算もできないし、ヨセも苦手。でも、それでも初段になれました。だから同じように悩んでる人も、あきらめなくていいと思います!

最近はAIの影響で地に辛い碁が増えてますが、初段を目指すなら大模様の碁もおすすめ。大局観とか構想力も養われる気がします。


◆ 初段の目安と、あなたへ

最近はネット碁で段級位が出るので分かりやすいですよね。ネット碁は結構辛い傾向があるのでネット碁で初段なれたら、十分初段の実力はあると思います。

囲碁って「地道な努力」がそのまま実力に変わるゲームだと思います。詰碁を解く・棋譜を並べる──全部地味だけど、ちゃんと力になります。

わたしでも初段になれたので、あなたにもきっとできると思います。がんばってくださいね!

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