前回の記事『簡単な攻め合いとセキ』の最後に出した問題の回答が欲しいと要望がありましたので、まずは回答を載せておきます。
正解はBです。黒Aに打っても、黒Cに打っても、白Bに置かれると『花六』の形になり、六目中手で死に。黒Bなら、白手抜きで『セキ』。白はAにもCにも打ちません。
回答は以上。「???」ってなってる方は、「中手」から復習してね。
で、今回の本題「ウッテ返し」です。
石を取る基本手筋「ウッテ返し」
基本中の基本ですが、上級者でも実戦になると読めない(見えない)方も多いです。
まずは、基本形から。
○の黒石を助けるために、×の白石を「ウッテ返し 」を使って取ります。百聞は一見に如かず、↓の棋譜をご覧ください。
「???」ってなってませんか?
×の白石を取るために、まずはアタリにしなくちゃいけません。で、アタリを打てる場所は2か所。
黒Bに打ってアタリをかけると、白Aに繋がれて×の白石を取る事が出来ません。黒Aに打つと、↑の棋譜のように白(×)を取る事が出来ます。
黒Aに打って、白がBと取り上げた格好をよく見てみましょう。
白(×)がアタリになっていますね。コレが黒Aに打った効果で、「ウッテ返し」と呼ばれる基本手筋。
理解できてるかな?
「ウッテ返し」応用編
基本的な形から一か所変えただけ。
○の黒石がアタリになっているからって、Bに打たないでね。黒Aに打つのが「ウッテ返し」だよ。
黒A→白B→黒○で白3子が取れるのを、頭の中で整理してね。(けっして棋譜を載せるのがメンドクサイわけじゃないですよ。愛のムチですw)
辺のほうでも打って返し。↓
○の黒石は取られてるって諦めちゃダメだぞ。
隅のほうでもウッテ返し。↓
一眼しかない黒石(○)を助けるためには、「ウッテ返し」の技が必要です。
↓変な形w
打つところは1か所しかないので、どこに打つかはわかるはず。が、どうなるかまで読めるかな?
ウッテ返しは実戦でもよく使うので、形で慣れるまで練習した方がいいかも。
ウッテ返しの練習問題
ズラーって並べるので、ノータイムで打っててね。
全問正解で17級認定です♪
実戦でも使えるように、形で覚えると(・∀・)イイ!!ですよ。
アイキャッチ画像が古すぎるw