今回のテーマは「地」の囲い方。
今までは石の取り方を中心に説明してきましたが、ここからは「地」が中心になってきます。
本来、囲碁は「地」を多く取った方が勝ちなので、囲碁の本質に近づいてきたのかなって気がします。
※囲碁を感覚で打っているので、「地」の事についてはだいぶ苦手です。(得意なのは感覚だけw)
では、地の囲い方についてです。
地の囲い方
プロの碁とか、有段者が打っている碁を見たことありますか?
例えばこんなの
白も黒も碁盤のはしっこ、「隅」の方から打ち始めています。隅の方から打ち始める理由のひとつとして「地を作りやすいから」ってのがあげられます。
すっごい単純な話ですが、隅を使って地を囲うのと使わないで囲うのとでは、相当な差がでます。上の図では白地4目、黒地10目。で、使っている石数は同じ。
これは、隅と中央の比較。同じ数の地を作るのに、石の数が倍以上違います。石の数が少ない=効率が(・∀・)イイ!!
隅の方が地を作りやすいのは一目瞭然ですね。
これをふまえて。
囲い方の要領
隅の方が地を作りやすいのは理解できたと思います。では、次は囲い方の要領を見ていきましょう。
実戦では、上の図のような囲い方はしません。もうちょっと要領よく囲んでいきます。例えばこんな感じ。
石と石の間はあいていますが、何となく▲や■のトコは「地」っぽくないですか?
最初の方で書いた「石の連続と切断」を思い出してください。
石と石は「離れている」が「繋がってる状態」で、地を囲うといいわけです。碁盤の中央も同じ。
こんな感じで囲うと○の所が「地」っぽいですよね。
実戦を例に。
左辺が黒地で右辺が白地。
はじめは、白も黒も石を離して打っています。石をくっつけて打つのは、相手の石と接触してきてから。
まだ難しいかな。
同じ石の数でも白地と黒地はだいぶ違います。この違いが分かれば合格。って、簡単すぎるかなw
ちょっとだけ脱線します。
確定地
上の図の黒地(○)の所は、ほぼ確定地。もちろん白地(■)も。
で、例えば、こんな状態↓だと黒地は確定地とは言えません。
白から出ていける穴(×)がいっぱい開いているので、黒地は崩壊しそうです。この状況は黒石が「繋がっていない」のでNO確定地。
もう一例。
右側の白地は、そのまま地になりそうですが、左側の黒地っぽいところは、白から×と打たれると、半分なくなっちゃいそう。この打ち込んできた白石(×)を取る事が出来なければ、黒地にならないのでココは「確定地」とは言い難いです。広げ過ぎてもNO確定地。
ちょっと難しいかもですが、囲う範囲が広すぎると地になりにくいと覚えておいてください。
まとめ
- 隅の方が地を作りやすい。
- 石は離して囲う。(繋がっている状態)
- 囲う範囲は広げ過ぎない。
地を囲う要領としては、この3つを覚えておいてください。
( ˘ω˘ ).。oO(上図右側の白地崩壊しそう・・・)
ん~・・・改めて、囲碁って難しい。