久々の更新となりましたが、今回のお題は「形勢判断」です。形勢判断は苦手ですが頑張って解説してみようと思います。
このシリーズを書いてて思ったんですが、わたくし、碁について得意分野が無い様な気がして来ましたw
布石=感覚のみ。理論なんて分かりません。
読み=3手以上は分かりません。
棋理=初段クラスの人のほうが詳しかったりします。
形勢判断=碁はDead or Aliveです(`・ω・´)キリッ
ヨセ=計算したことありません。
こんなんでも高段者になれるのが囲碁のイイとこですねw
前置きが長くなりましたが、今回のお題「形勢判断」についてです。
形勢判断とは
ざっくりとですが、現在の状況(盤上)で自分が「勝っているor負けている」かの判断です。
パッと見でどっちが勝っているように見えますか?
「黒」と答えた方は形勢判断が出来ているので6級認定です。「白」or「分からない」と答えたかたは…(´;ω;`)ウッ
この盤面だと左辺は「黒模様」、右辺が「白模様」となっています。で、この模様は「どっちが大きいか」の判断をするのが形勢判断です。
○で囲ったのが「模様」で、○の大きさが「模様」の大きさです。左辺、黒模様の方が大きいと分かりますよね?
もう一例、
黒、白どちらが良いでしょう?
今後の打ち方次第ではありますが、個人的には黒の方が良いという判断をします。理由は右側の白が「弱い」から。
形勢判断は単に「地」の大きさだけで判断するわけじゃなく、「石の強弱」も判断材料になります。弱い石があると攻めの対象となり、残念ながら取られてしまう事もしばしば。
形勢判断が必要な理由
ズバリ、次の一手を決める判断材料にするためです。
碁は半目勝てばいいわけですから、「勝ってそうだな」と判断したら、無理な手は選択せず安全第一で打ち進めていきます。いわゆる「店じまい」ってやつですね。また、「負けている」と判断したら「勝負手」を打って無理は承知でも喧嘩しに行かなければいけません。
置き碁で「勝つ事」を目標に碁を打つなら、形勢判断はとても大事。
9路盤での4子置き碁。この状況で形勢判断をすると「勝ちました」の手を打っていれば負けはないと判断できます。つまり、白がどこに打ってきても相手せず、自分の安全を確保するように打てば、ほぼ勝つ事が出来るわけです。
ちょっと雑な棋譜ですが、黒29対白24で黒の勝ち。
置き碁の場合は「勝つ事」より「上達する事」を意識して打った方がいいと思うので、上のような打ち方はあまりお勧めしませんが、形勢判断の勉強で打つなら「あり」かもしれませんね。
ざっくりとですが、6級「形勢判断」についてでした。