「初段まで書きます。」って宣言して約3ヶ月。このシリーズはこれで最終回となります。
で、今回のテーマは「有段者としてのマナー」です。
囲碁のマナー
「棋道」といわれる囲碁は、礼儀作法を重んじる文化です。対局前後の挨拶はもちろん、石を置く順番にもちゃんとマナーがあります。
有段者になったからには、最低限のマナーくらいは覚えておきましょう。
対局前後の挨拶
礼に始まり礼に終わる。
常識です。
対局前の「お願いします」と対局後の「ありがとうございました」のあいさつはきちんとしましょう。一礼も忘れずに。
また、子どもたちに囲碁を教える時は挨拶から教えましょう。
敗けました
碁打ちは、負けず嫌いが多いと感じる。そのため、なかなか投了しないで打ち続ける。
形勢判断は各々がする事なので、外野がとやかく言うべきではないが、明らかに「大差」で勝敗がはっきりしているなら「敗けました」と言って投了する事。
個人的には、悪あがきのような手は控えた方がいいと思う。(勝負手とは違うよ。)
整地前に投了しない
最後までヨセを打っての「投了」はやめましょう。ヨセを最後まで打ったらきちんと「整地」するべきで、そのタイミングで投了するならもっと早い段階で投げて下さい。
打ち始めは「右上」から
一手目を天元以外に打つ場合は、基本的に右上方面から打ち始める。
白石は「上手」が持つものであったため、自分から見て左下は、上手が打ちやすいように空けておくのがマナー。(だったはず)
ちなみに、置き碁の石を置く順番もあります。
こんな感じ。
観戦者のマナー
対局者の前でおしゃべりをしない。なるべく声を出さないように観戦しましょう。
助言なんてもっての他です。横から「あっ」とか言うのもマナー違反。
だいたいこんな感じかな。
有段者になったからには、対局相手に不快な思いをさせないよう、常に敬意を表して接しましょう。(自分も出来てないかもですが…)
あと、「待った」はマナー違反じゃなくて「反則」ね。
以上、有段者としてのマナーでした。